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ABOUT研究室について

◎神戸大学大学院 農学研究科 食料共生システム学専攻 食料環境経済学講座 農業農村経営学 分野
◎神戸大学農学部食料環境システム学科食料環境経済学コース



 私たちが所属する,食料環境経済学講座は,一般に”理系”と区分される農学部のなかでの,いわゆる”文系”の講座となり,社会科学的な手法や考え方を用いて,食料・農業・農村に関する諸課題の解決を目指しています。
 なかでも,私たちは,特に「農村」に焦点をあて,経営学的・社会学的な研究をすすめています。
 私たちが共通関心としていることは,次の5つです。それぞれは互いに関連していますし,その一部かもしれませんが,ここでは独立させて紹介いたします。

①農村の持続的な発展(地域活性化)への手法・計画・政策:

日本・世界の農村の維持発展のためにすべきことは何か。そのための直接的・間接的なアプローチやその原理を,コミュニティレベルから行政レベルまで考えます。ここには国際的な比較や,都市部との比較も含まれます。

②都市と農村の持続可能な関係構築:

都市農村格差は,市場経済下では必然的におこりますが,その解決を模索します。とりあえずは現在の社会経済体制を予条件としながら考えますが,パラダイムそのものを考えても構いません。「田園回帰」ともいわれる若者の移住や定着の問題、地域おこし協力隊、さらには、オーナー制度、グリーンツーリズム、CSA(地域支援型農業)などのテーマもこの一部です。

③人が集まって活動・革新をおこなう技術とその原理:

講座HPにおける自己紹介を引用します。”地域活性化とは、結果ではなく、変化し続けること、目的にむかって努力を続けている状態そのものと考えています。でも、続けることは難しい、一人では難しい、みんなでするのも難しい。マネジメント、ガバナンス、ネットワーク、リーダーシップ、ファシリテーション,などがキーワードです”。対象とする「人」が企業の社員と異なり,市民や農家であるところがポイントです。

④食・農・環境との関係における人の発達と育成:

一つは,いわゆる食農教育(/食育)や環境教育のあり方や効果,手法を考えます。もう一つは,農村部における地域づくりリーダーの育成と,リーダーのもつノウハウの体系化の問題です。実践者だけでなく,行政や普及員らの支援者や指導者も対象とします。

⑤大学,NPO,企業など多様な主体の連携・役割:

農業・農村の問題は,農家や農村住民だけの問題ではありませんし,それだけでは解決できません。関係がないと思われていた(なくても済まされていきた)主体がどのように関わるべきか,役割分担すべきかについて考えていきます。大学の地域連携,NPO,企業のCSRなどが対象です。